出展

~~~「るるの小屋」?~~~

「るる」は木工轆轤(ろくろ)の古語。
伐採処分される雑木を活かしたくて、木曽の上松技術専門校で教わりました。
普段使いの器「雑木の雑器」・カトラリー・小木工品を製作しています。
塗装には、拭き漆仕上げ、
それにすべり止めと表面補強、アクセントをかねて錆漆を施したもの、
オイル・ワックス仕上げ(エゴマ油・蜜蝋)
その下地に「木固めエース」(浸透性木工ウレタンプレポリマー・食品安全衛生基準適合)を施し、食器としての強度を確保したもの。
などを試しています。(ご意見お聞かせ下さい)

使用してきた木:ケヤキ・サクラ・エノキ・イチョウ・トチ・ニセアカシア・タモ・カキ・クワ・クリ・クルミ・カエデ・ネムノキ…
庭木・校庭・公園・山林で伐採処分の情報があると引き取りに行く。素人なりに伐採もします。
生木から製作するので、何段階かの乾燥が必要で、小品で数ヶ月、大きいものは1年~数年を要します。

たくさんの人々の気持ちが、木々や山森、水辺、身近な自然につながってきてますね。
ぼくらはこの大地でしか生きられない。ひどく傷つけることなく暮らして行けたら、と願っています。できることを、ひとつずつ。ワンフェス植林に協力します。


山崎 修

2006年 長野県上松職業訓練校 木材工芸科
2007年 大阪工芸展 産業工芸品部門・会長賞
阿賀野川のほとり旧三川村に南木曽ろくろをすえ、処分木を活かすクラフトを模索
2009年 三条クラフトフェアin八木ヶ鼻、越後妻有クラフトフェアに出展
第4回新潟県伝統工芸展入選
新潟県クラフトマンクラブ会員


 昔、ろくろのことを「るる」と呼んだそうな。

回転音なのだろう。るるるるる・・・・・
るるは回る。まわして変える。

なんだか輪廻・転生を連想する。
めぐる何かをめぐらせる装置なのかも。
大量に出るおが屑も、堆肥となり土に還り、めぐっていく。
 はじめて木の器に触れたとき、僕の手が歓んだ!のです。
単に良い手触り、というのでなく、もっと深いところからくる歓び。
森に抱かれたときの不思議ななつかしさのような。
いつか誰かの手にそんな歓びが伝わったら…
そんなふうにめぐっていくとうれしいです。

◆ 連絡先 ◆

工房るるの小屋・山崎 修
〒959‐4636新潟県東蒲原郡 阿賀町石間4205
Tel・Fax 0254(99)2886
e-mail rr-oy@dream.bbexcite.jp
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